カレイドスター

カレイドスター Stage.1 [DVD]

カレイドスター Stage.1 [DVD]

カレイドステージ」。それはサーカスでもない、ミュージカルでもない、マジックでもない世界的に大人気のエンターテイメントショウ。主人公・苗木野そらは16歳の女の子。幼い頃、今は亡き両親と観た想い出の「カレイドステージ」に憧れて、たった1人、オーディションを受けるため義父母の反対を押し切り日本から単身アメリカへやってきた。オーディションに遅刻しながらも特例として入団を認められはしたが周囲の風当たりは冷たい。そんな中、そらは持ち前の、決して諦めない根性と天性の<華>、そして仲間達との友情と確執の中で、ステージの花形《カレイドスター》を目指してあらゆる試練を乗り越えていく。


全51話
カレイド入団から『幻の大技』挑戦までを描いた無印編(1〜26話)と
真のカレイドスターを目指す新たなる翼編(27〜51話)の2部構成になっている



1部の序盤は完成度は高かったがそこまで盛り上がらなかった
1話完結のノリが強くあまり話しに繋がりを感じれなかったんだよな


でも中盤のカレイドスターが存続の危機に瀕してきたあたりから盛り上がり、終盤の特訓からはテンション上がりっぱなしだった
そして、溜めに溜めていた『幻の大技』には期待しすぎて逆に不安だったが
本当に期待以上の物を見せ付けてくれた時には本気で感動した



2部の新キャラメイは身勝手で初めはイマイチだったが
割とギャグキャラなノリも強かったし、中盤で苦悩する姿は影の主役だった
レオンもヘタレて来た所からはなかなか良かったし


序盤から中盤にかけては鬱展開気味で見ていて辛かったが
終わってみるとここがあるから話やテーマが重みを増したんだろうな
終盤は『天使の技』を中心に1部以上の盛り上がりを見せてくれて本当に見事なラストだった



キャラもとにかく濃かった
主人公のそらは勿論、1部ではそら以上に輝いていたレイラさんをはじめ
主役から脇役の全てのかけて必要であり捨てキャラがいなかった
ついでにいうとアンナは俺の嫁



あと・・・




妙にエロい




なんか健康的なエロさ爆発だった
サーカスという特殊な舞台もあるが、とにかく作画や演出がある意味輝いていた



ネットでの評判の良さからそこそこ期待していたがそれ以上だった
ジャンル的には少女向けだったり萌え系に区分されているが
中身はスポ根物でとにかく燃えたし、51話をかけてしっかりとテーマを描ききったスタッフには脱帽


特に意外性のある展開はなかったがまさしく王道と呼ぶのに相応しい作品
これほどの作品が歴史に埋没するのは本当に勿体無いので未見の方は是非とも見て欲しい