それでもボクはやってない

Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、世界的に注目を集めた加瀬亮が、本作で初主演を果たす。主人公を弁護する弁護士には、瀬戸朝香役所広司らがふんする。3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。

フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられてしまう。まったく身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行った。しかし、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子の無実を訴える戦いが始まった。


前々から見たかったけど今日見た
上映期間ぎりぎり



日本の裁判制度の問題点をこれでもかというほど強く描いています
フィクションだけど見ているととても他人事には思えない
冤罪は避けるべきだが、実際に痴漢をやっている奴の事を考えると一筋縄ではいかないよな
正直、自分がこんな目にあったら事故だと思って金を払った方がマシだと思うだろうな


この映画の良い所は最後まで主人公が本当に無実かどうか分からない所だと思う
主人公に感情移入しつつも事件を客観的に見ることが出来た
あと、変に人情に走らずだたひたすらシビアに物語が進んでいく辺りが怖い


全然言い足りないのだがこの映画は実際に見た方が良いです
ここまで考えさせてくれる映画は初めてでした